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2002年11月17日更新



会 期: 2002年11月1日(金)〜12月17日(火)
時 間: 10:00〜18:00(水曜休館)
場 所: 聴潮閣高橋記念館 本館
入館料: 700円(本館入場料込み・コーヒー付き)


 「ばっちゃ母ちゃん」とは石川県の方言でおてんば母ちゃんの意味。お茶目で元気な人形作家小川静代さんは、目の前で沢山の着物が捨てられていくのを見て人形作りをはじめた。絣、友禅、西陣織・・・人形の衣装は全てもらい物のの古布。体はプラスチック容器や空瓶。これらが鮮やかに布をまとう。「私にしか作れないものを創りたい・・・。自然に浮かんだものを創りたい」、そんな自然な感性が、布を蘇えさせる。
 作者の深い人生経験と高い感性と天性の表現力で作られた人形は他に類をみない。あるものはユーモラスに、またあるものは妖艶に・・・。自然体の作品群は、見るものをホッとさせ、心を解き放ってくれる不思議な力を持っている。
◆ 小川静代 プロフィール
石川県小松市生まれ

 50歳になってから、もともと好きだった古裂を使って【布遊び人形】を作り始める。
 「自然な布で、自然な心で、人の胸をツンツンつつくような人形作り」を目指している。
 1996年1月にNHKの人気番組“おしゃれ工房”に講師として出演。
 季刊「銀花」その他で、多く紹介されている。著書に「夢幻人形が往く - 小川静代作品集」がある。