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2003年4月24日〜6月30日
聴潮閣特別企画展「日本の心粋展」は盛況のうちに終了しました。


三世桐竹勘十郎と二世桐竹勘十郎
平成元年の聴潮閣移転披露記念の文楽公演をはじめ、姉妹館の由布院美術館での公演など、当方主催の全文楽公演に来演された吉田簑太郎氏が、三世桐竹勘十郎を襲名されました。これを記念しての企画展です。
4月24日〜5月11日
 第1部「男の粋、羽裏」展
5月15日〜5月25日
 第2部「愛されて2000年、結城紬のこころいき」展
5月26日〜6月30日 好評につき第1部を延長開催
入館料 おとな700円・小中生600円(共に飲み物付き)
三世桐竹勘十郎自筆画 三世桐竹勘十郎自筆公演スタンプ原画



地味だと思われている男の羽織。
ところが、その裏面にはあでやかな織り装飾が。

かつて日本の伊達男たちは、見えない部分の羽織の裏でお洒落を、そして粋を競いました。織りの羽裏ばかり、格式高いものから庶民的なものまで、多様でユニークなものが揃っためずらしい展覧会です。

右の羽織は大の狐好きの勘十郎羽織(結城紬)
羽裏は狐と月の織り模様です。



伝承の危機に直面している重要無形文化財の結城紬。糸と職人の実演を交えて。

結城紬は、絹織物の中でたった一つの国指定重要無形文化財です。
布でありながら、宝石のように子から孫へと受け継がれ愛され続けたのはなぜ?
それは「より良きものを作る心意気」から生まれたから。
女性にとって夢の絹織物、結城紬の神髄に探る展覧会です。特に「糸取り」は後継者を必要とし、その実演は普通には見られません。手で寄りながらの糸つむぎはまさに職人芸。必見です!
・結城紬の老舗、小倉商店の門外不出の傑作逸品を特別展示いたします。
・織元直売コーナーも設けました。
 高価な結城紬を、市場価格よりかなり安価でご提供致します。

●5月16日(金)午後2時より お話「結城よもやま話」
小倉敏行氏(茨城県結城市の老舗、小倉商店の七代目当主)
●5月17日(土)・18日(日)随時 重要無形文化財・糸とりの実演
田中紀久美氏(貴重な糸つむぎの技術者)


過去の催し物から

2003年1月:和田三造木版画展「昭和の職業絵づくし展」
詳しくは → こちら

2002年11月:小川静代人形展「ばっちゃ母ちゃんの布遊び」
詳しくは → こちら

2002年7月:渡辺 眸 写真展「Lotus」
詳しくは → こちら

2002年6月:トビイ・ルツ個展/ベルギーフェア
詳しくは → こちら

2002年4月:「山本紀子のアンティークキルトコレクション展」
詳しくは → こちら